2025/12/22
年末年始の食事で気をつけるべきこと|
太りやすい時期こそ体を整えるチャンス
年末年始は忘年会・クリスマス・お正月と、食事の機会が一気に増える時期です。 「毎年この時期に体重が増える」「年明けに体が重くなる」と感じている方も多いのではないでしょうか。 特に40代・50代になると、基礎代謝の低下やホルモンバランスの変化により、若い頃と同じ生活をしていても太りやすくなります。
本記事では、パーソナルジムの視点から、年末年始の食事で気をつけるべきポイントを解説します。 無理な我慢や極端な制限ではなく、「引きずらない体づくり」を目的とした実践的な内容です。
年末年始に太りやすくなる主な原因
年末年始に体重が増えやすい理由は、単なる食べ過ぎだけではありません。 以下の要因が重なり合うことで、脂肪が蓄積しやすくなります。
- 食事量・間食・アルコール摂取の増加
- 糖質と脂質の重なった食事内容
- 運動量・日常活動量の低下
- 生活リズムの乱れによる代謝低下
特にお正月料理は、砂糖・みりん・餅など糖質が多く、さらに脂質の多い料理と組み合わさることで、体脂肪として蓄積されやすくなります。
① 食事量よりも「食べ方」を意識する
年末年始は「食べてはいけない」と我慢するよりも、食べ方を整えることが重要です。 早食いは血糖値を急上昇させ、脂肪をため込みやすくします。
おすすめは以下の順番で食べることです。
- 野菜・海藻・きのこ類
- 汁物
- タンパク質(魚・肉・卵・豆腐)
- 炭水化物
この順番を意識するだけで、血糖値の急上昇を抑え、食べ過ぎを防ぐ効果が期待できます。
② 糖質と脂質の「同時摂取」を避ける
年末年始で特に注意したいのが、糖質と脂質の重ね食べです。 例えば、「お餅+甘い煮物+お酒」といった組み合わせは、体脂肪が増えやすい代表例です。
すべてを制限する必要はありませんが、
- 糖質が多い日は脂質を控える
- 外食や会食の翌日は食事を軽めにする
といった1日単位の調整を意識することで、体重増加を最小限に抑えられます。
③ タンパク質を意識して代謝を落とさない
年末年始は炭水化物中心の食事になりやすく、タンパク質が不足しがちです。 タンパク質が不足すると筋肉量が低下し、基礎代謝も下がります。
以下の食品を意識して取り入れましょう。
- 魚(刺身・焼き魚)
- 鶏むね肉・ささみ
- 卵
- 豆腐・納豆
筋肉量を維持することは、40代・50代女性の「太りにくい体づくり」に欠かせません。
④ 食後に「動かない時間」を作らない
食後すぐに座り続ける生活は、血流を悪化させ、脂肪の蓄積やむくみの原因になります。
年末年始は、以下のような軽い活動を取り入れるだけでも十分です。
- 食後5〜10分の家事
- 軽いストレッチ
- 短時間の散歩
「運動しなければ」と構えず、日常の中で体を動かす意識を持つことが大切です。
⑤ 年末年始は「リセット前提」で考える
年末年始は完璧を目指さず、「年明けに整える」ことを前提に過ごすのが理想です。 無理な制限はストレスとなり、リバウンドの原因になります。
パーソナルジムでは、年末年始で乱れた生活リズムや体型を、一人ひとりの体力や目的に合わせて無理なく整えるサポートが可能です。
まとめ|年末年始の食事管理が未来の体をつくる
年末年始の過ごし方は、その後の体調や体型に大きく影響します。 大切なのは「我慢」ではなく、「整える意識」です。
正しい食事の考え方と適度な運動を取り入れることで、年明けをスッキリした体で迎えることができます。 年末年始こそ、自分の体と向き合う第一歩として、パーソナルジムを活用してみてはいかがでしょうか。
参考文献・引用
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準」
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「身体活動と健康」
- 健康づくりのための身体活動基準