辻式PNFストレッチ(11/16受講レポート)— 上肢・下肢パターン

  • HOME
  • お知らせ
  • 辻式PNFストレッチ(11/16受講レポート)— 上肢・下肢パターン
<!doctype html>

辻式PNFストレッチ(11/16受講レポート)— 上肢・下肢パターン


こんにちは、Retra三軒茶屋です。
2025年11月16日、代表トレーナーの中村和也が「辻式PNFストレッチ 上肢・下肢パターン講習会」を受講しました。
本記事では、講習で得た知見を【現場で使える実技ポイント】を中心に解説します。
PNF(固有受容性神経筋促通法)を用いた上肢/下肢パターンは、単なる柔軟性改善を越え、神経と筋の協調性を高めることで動作の質を短時間で向上させることが特徴です。

1. 上肢・下肢パターンとは(要点)

PNFにおける「パターン」は、筋の連鎖と運動方向(斜め・回旋を含む)を組み合わせ、身体が本来持つ連動を引き出すための動作設計です。上肢パターンでは肩甲帯と肩関節の安定化・連動、下肢パターンでは足関節〜膝関節〜股関節連動性を高め、歩行や姿勢、スポーツ動作の改善に直結します。

講習で強調されていたのは、「筋力不足」だけで問題を説明しないこと。
多くの不調は動作パターンの乱れ(協調性の欠如)による局所過負荷が原因になるため、PNFで協調性を再学習させると、可動域・力発揮・姿勢が同時に改善する事例が多く見られます。

例えば:

  • 上肢のパターン改善 → 肩甲帯の安定性向上 → 四十肩や慢性肩こりの動作改善に貢献
  • 下肢のパターン改善 → 骨盤制御の改善 → 歩行の安定化、腰痛予防に寄与


2 現場で使える“短時間で効果を出す”実技ポイント

  1. 抵抗の方向と強さを意図的に変える:同じ可動域でも抵抗のベクトルを変えるだけでクライアントの反応が変わる。
  2. ペアワークでのフィードバック:触診と“その場での変化”を体感させることで納得感が高まり、継続率が向上する。
  3. 臨床導入は“短いセット”から:初回は3〜5分のパターン介入で変化を評価→必要に応じて拡張。
実践おすすめメニュー:
初回90分:評価+PNF上肢/下肢パターンを用いたコンディショニング(体験可)。
PNFは直接的に「変化を体感」させやすいため、評価と組み合わせると非常に効果的です。
▶ Retra三軒茶屋の予約・詳細はこちら





3 まとめ:PNFパターンを現場でどう活かすか

11/16の講習で得た実践知は、特に「動作の連動性を取り戻す」観点で有用でした。
PNF上肢・下肢パターンは、痛みの原因を局所の筋力不足と決めつけず、全身の協調性という観点からアプローチできる点が強みです。
短時間でも“その場で変化”を感じさせられるため、初診〜経過観察まで幅広く現場で使えます。

当店の対応

Retra三軒茶屋では、PNFを取り入れたパーソナルトレーニングを提供しています。
妊婦さんやお子様連れの方も歓迎です。
現場で学んだ技術はお客様のニーズに合わせて安全に応用します。

参考文献・引用元

  • Kabat, H., Knott, M., & Voss, D.E. (1951). Proprioceptive Neuromuscular Facilitation. Journal of Physical Therapy.
  • Sharman, M. J., Cresswell, A. G., & Riek, S. (2006). Proprioceptive Neuromuscular Facilitation Stretching. Sports Medicine, 36(11), 929–939.
  • 日本PNF学会 公式サイト(PNFの実践とガイドライン等)
  • 厚生労働省「理学療法技術マニュアル」(理学療法の基礎技術と安全管理に関する指針)

※ 上記の参考文献は講習での学びと基本理論の参照元です。詳細な文献情報や原典のページ番号・URLが必要であれば追記します。


【Retra】〜パーソナルトレーニングとコンディショニングのお店〜
妊婦さん・お子様連れのパーソナルトレーニングも承っております。
https://www.retra-e.com

◻︎三軒茶屋店
📞03-5787-5093
東京都世田谷区三軒茶屋2-11-24 サンタワーズA棟2F
三軒茶屋駅世田谷通り口 徒歩3分

関連記事: PNFとコアパターンの連動(講習レポート)